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先日川崎町で有機農法で育てた梅をいただいてきました。その梅を使って梅干しを作ります。 今回は解離水と水道水の2種類の梅干しを作ってみます。 解離水を使用する梅干しは、洗う水もすべて解離水を使います。 味の違い、見た目に違いが出るのか楽しみです。
まず水につけて洗います。 この時点で解離水と水道水に分けて洗います。 梅を傷つけないように、爪楊枝を使って丁寧にヘタを取ります。 これは結構根気がいる作業です。 そして梅の水気を丁寧にふき取ったら塩漬けです!
一般的に作りやすいのは塩分18%以上と言われています。 塩の量が多いとカビなどが発生しにくくなるのですが 今回は健康のことを考えて塩分濃度13%にしたいと思います。 梅の重さが2㎏なので塩は260g必要です。
底に塩を薄く振ったら梅を並べて塩を振ります。 その上にまた梅を重ねて塩を振ります。 これを繰り返して最後に残った塩をまんべんなく振りかけて 梅の2倍の重さの重しをのせます。
塩漬けしてから4日ほど経ち、しっかりと梅酢が上がってきました。 次は赤しそを加えます。
赤しそは庭に生えているのを取ってきました。 茎から葉を取るとざるに山盛り! 大量800gになりました。 しその量は多くても問題ないようなので これを全部使います。
800gの赤しそを半分に分けて 一つは水道水で、もう一つは解離水で丁寧に洗います。 次は赤しそを塩でもみこんでアクを取ります。 ここでも塩分は控えめに、400gのしそに52gの塩を使います。 すると一握りの大きさになっちゃいました。 この赤しそが梅干しを赤い色にしてくれるのですね。
夏土用のころは梅雨も明けて気温が上がり晴天の日が続きます。 その頃に梅を干すと風味が増して保存性も上がります。
天気予報をチェックしながら、竹ざるを用意して干しました。 鮮やかな赤い色がとてもきれいです。
右が解離水で漬けた梅干し、左は水道水で漬けた梅干しです。 見た目の違いは解離水の方が艶があります。 味は水道水で漬けた方のストレートに感じる酸っぱさに対し、解離水の方は酸っぱさもまろやかな感じがしました。 梅と塩と赤しそだけの昔ながらの梅干しは、酸っぱいけれど心と体に優しい梅干しです。 来年以降も続けていきたいと思います。
2025.02.12
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